高校中退という言葉を耳にして、いい印象を受ける人は多くないだろう。
何か問題を起こして中退することになった、という悪い印象を根拠もなく抱く人の方が圧倒的に多いのではないだろか。
もちろん中にはいわゆる問題児であるから中退することになったという人たちもいるだろう。
高校中退者のすべてが社会がいう「問題児」ではない。
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経済的な問題、家庭の問題、学校内での人間関係のもつれ、いじめなどで中退という道しか選ぶことができなかった子供たちもいる。子供たち本人の意志ではなく、大人の事情やそれ以外でやむを得ずに高校を去ることになった子供たちは「問題児」として煙たがれ、処罰として高校中退をさせられた人たちとは事情が違う。
知人にひとり、過程の経済的な理由で高校を中退せざるを得なかった少女がいた。
彼女はやむを得ない事情で中退したものであるが、中退者ときくと「問題児」の方を思い浮かべてしまう人の方が多いのか
アルバイト先でも、高校中退者だと知られると急に冷たくなる人もいたという。
また、いざ正社員として就職先を見つけようとするときに高校中退という経歴は大きな枷となった。
高校は義務教育にもも関わらず、社会の風潮では「高校ぐらい進学して当たり前」というのが強く、高校中退者への風当たりは、
冷たいように感じる。彼女は結局通信制の高校に通うこととなったが、彼女のような事情を抱えた人は決して少なくはないだろう。